「趣味は読書」と言いたいぶろぐ

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①【あなたは後悔しませんか?】死ぬときに後悔すること25(1~10)

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人間が歳をとり、死ぬ前になってから後悔することというのはだいたい似たようなものになるそうです。では、あなたは後悔しないために「若い頃にしておけばよかったことはなんですか?」といった質問をだれにぶつけるべきだと考えますか?

”お年寄り”と答えた方は半分正解です。


最適な回答は”病院のベッドに横たわった老人”もしくはそういった方を看取ることの多い”医者・ナース”ではないでしょうか。

 

今回の本は終末期医療の専門家が書いたこちらの本です。⇒⇒⇒死ぬときに後悔すること25 1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた [ 大津秀一 ]

 

では、さらっと要約していきましょー

 

健康・医療編
1.健康を大切にしなかったこと
何をするにも健康は大切だ。健康でなければあらゆる人生の挑戦が不可能になってしまう。そこで年に一回人間ドッグに行くことをすすめる。お金がかかってしまうが、それは病気にならないようにお金を使うか、病気に苦しみながら治療にお金を使うかの違いだ。前者のほうが良いと思わないだろうか。
 
2.タバコをやめなかったこと
タバコは発がんの原因となる。もちろんそれだけではなく様々な寿命短縮の手助けをしている。また、タバコにかける金は生涯で1600万~2000万とされている。これだけの金をより有意義に使えなかっただろうか。金に関連して言うと「俺たちはたばこ税を納入しているんだ」と主張する人たちがいる。しかし実はタバコに関連する病気の治療にはたばこ税をはるかに上回る医療費が税金から捻出されているのだ。タバコは本人の一時的な快楽以外になにも良いことがない。
 
3.生前の意思を示さなかったこと
健康なうちから、いざというときのことを家族と話し合っておくことは大切だ。皆さんは死ぬ直前までは会話ができ、傍らに家族がおり、別れを惜しむことができるという幻想を抱いてはいないだろうか。実際には話はできず、意識もなく、動けないことがはるかに多い。そんな状況ではあなたの意思は伝えられない。平素から意思疎通をしておくことが重要だろう。
 
4.治療の意味を見失ってしまったこと(皆さんにはまだ関係ないです)
ただ生きることが最上の目的だろうか。世の中には残念ながら治らない病気がある。そのとき治療は何のためにあるのだろうか。それは進行をできる限り食い止めるところにある。しかし、治らない病をもつ人が人生の目的の第一とすべきは、限られた時間を有意義に過ごすことだろう。ただひとつ注意すべきはすぐに治療を止めないように。延命治療ではなく、有意義な時間に変えられる余命を生み出してくれる治療は受けるべきではないだろうか。

 

心理編 
5.自分のやりたいことをやらなかったこと
人生とは実にあっという間のものだ。やりたいことができていたか、その実現度と後悔の大きさは反比例するであろう。自分に嘘をつき続けるのは非常にもったいない。転職したいなら、今すべきである。新しい恋に生きたいのであれば、今すべきである。世に名を残したいのであれば、今からすべきである。もちろんリスクはできる限り下げよう。その結果もし後悔するようなことがあっても、自分に嘘をついて後悔するよりましではないか。
 
6.夢を叶えられなかったこと
(「自分の才能の見つけ方」←この項は矢印の記事を書いた私からすると引っかかる)
夢を持ち続けている限り、それは叶う可能性がある。諦めてしまえばそれはゼロになる。死ぬ前に後悔するのは夢が叶わなかったこと、叶えられなかったことではなく、むしろ夢を叶えるために全力を尽くせなかったことにあるのかもしれない。夢を持ち続けれなかったことに後悔してしまうのだ。
 
7.悪事に手を染めたこと
終末期特有の、スピリチュアル・ペインの一つに、「自分が悪いことをした罰として、病気あるいは死がもたらされたと思う」ことが挙げられる。これは健全な者にとってはわかりにくい感情なのだが、とにかく死ぬときになって病気だけでなく罪悪感に苦しむはめにならぬよう悪事には手をつけないように心がけよう。
 
8.感情に振り回された一生を過ごしたこと
人は感情の生き物である。感情に左右されないで、一生を過ごせる人はいないだろう。感情をコントロールする必要がある。些細なことで感情に振り回され、特に否定的感情にとらわれたまま生涯を過ごせば、残るのは後悔ばかりである。怒っていても、泣いていても、笑っていても、変わらず一生は過ぎるものである。だったら笑っていたほうが得ではないか。
 
9.他人に優しくしなかったこと
人間も生物の掟から逃れられず、弱肉強食な部分がある。弱者はときに優しさの正反対を受けうる立場にある。ところが強者も、自らの死期が迫り、ある見方によっては弱者と考えられる時期に入り、人からの優しさを感じると自らのこれまでの行いを悔いることが多いのである。若い頃から人に優しくしていれば後悔は減り、また、自分が弱者になったとき優しさを向けてくれる人も増えるのではないだろうか。
 
10.自分が一番と信じて疑わなかったこと
 つまり、驕らず素直に、人の言葉に耳を傾ければ良かった、人を頼れば良かったということである。一人で勝手に問題を抱え、一人で解決しようとしたり、自分が正しいと思い込み、間違いに気づけないこと、自分のことは自分が一番分かっているなどと他者の意見を受け入れないことなどは、とても愚かなことだ。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉のように一つの脳みそで考えるより三つの方が良いアイデアを得たりすることもあるだろうし、自分の視界だけでなく他者の視界を借りた方がより世界を広く見ること

 ができるかもしれない。

 

 

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